科目名: 海岸工学特論
担当者: 奥薗 英明
対象学年 | 1年 | クラス | [001] |
講義室 | 開講学期 | 前期 | |
曜日・時限 | 水1 | 単位区分 | 選択 |
授業形態 | 一般講義 | 単位数 | 2 |
準備事項 | |
備考 |
講義の目的・ねらい(講義概要) | 海岸工学の現在の状況を概説する。 特に、海岸災害、消波構造物の重要性、漂砂現象海岸侵食について基礎知識を身につける。 |
講義内容・演習方法(講義企画) | 海岸・港湾構造物である防波堤や護岸・岸壁などに作用する主たる外力は波浪であり、これが陸上構造物と根本的に異なる点である。従って、防波堤の設計や砂浜海岸の保全などの海岸工学に関する諸問題に適切に対応するためにはまず海の波について知ることが必要である。 海岸工学特論においては、海岸・港湾構造物に波が作用した場合の理論と応用を述べる。特に、港湾内の水域の静穏度を高めるのに重要となる直立の消波岸壁・防波堤について詳しく論じる。直立消波構造物は、わが国においてはとくに施工例が多く、これについても紹介する。 海洋の波浪は、言うまでもなく気象現象である風の強さや風向きによって決まる。最近の波浪予測の精度はかなり高く、気象庁より沿岸波浪予想図として提供されている。本講義では、気象と沿岸波浪についても述べる。 また、漂砂現象の理解は海岸侵食対策上からも重要であり、これについても詳しく論じる。 |
評価方法・評価基準 | レポート100点満点のうち、60点以上を合格とする。 |
履修の条件(受講上の注意) | 学部の「ウォーターフロント工学」の内容を理解していること。 |
教科書 | ノート、プリント |
参考文献 | 論文ほか |
特記事項(その他) | なし |

